たこやき (IQ 120: 定型発達) とだんご (IQ 117: ADHD) の凸凹日記

世間では「IQ が 20 違うと話が通じない」などと言いますが、3 しか違わなくたって話が通じない。そんな 2 人の凸凹日記を書いていきます。

ベタ中のベタだけど夏目漱石が好き

こんにちは、たこやきです。

私が一番読書していた時代は小学生 〜 中学生だったように思いますが、今まで生きてきたうちに読んだ本の中で、今後も「人生のバイブル」的に愛読書とする本は何だろう? と考えたときに、思い当たったのが『吾輩は猫である』でした。

 

吾輩は猫である (新潮文庫)
 

 

この本との最初の出会いは中 1 くらいだったのではないかと思います。夏休みの読書感想文にしようと思って古本屋で買ってはみたものの、どうも古い新潮文庫だったようで現在のフォントよりも小さく、文字もギチギチに詰めて印刷してあり、手紙を読み上げるシーンの「〜候 (そろ)」の意味が分らず、またこれが連発されるので冒頭だけ読んでは断念したのでした。

 

 

高校 3 年になり授業で『こころ』を全部読むことになり夏目漱石の面白さを知り、放置していた本書を読んだところ、実にくだらない話だったので驚きました。そして一気に読んでしまいました。

 

それまでに『坊ちゃん』を読んだことはあったのですが、イマイチ内容を覚えておらず、赤シャツ・マドンナ・山嵐くらいの単語しか記憶になく。

しかし、読み返して比較してみると坊ちゃんの上をいくくだらなさですね。その割にところどころ含蓄に富んだ深いことを差し挟んでくるのがふざけてていいじゃないか。水木しげるのようだ。

 

苦沙味先生がジャムを頻繁に舐めるだの (これは漱石の実話でもあるようですが)、寒月くんがいつまで経ってもヴァイオリンを買いに行かない話だの、金田の家の女房は鼻がでかいから今後「鼻子」と呼ぶだの。オタンチン・パレオロガスとかバカにしすぎ(笑)

 

その中でひときわ輝くのが迷亭先生です。大好きです。特に「トチメンボー」のエピソード。迷亭先生のように生きていきたい(笑)

 

挿絵を用いて登場人物を紹介されている方のブログを見つけました。

neko.koyama.mond.jp

迷亭先生がイメージと違った! 苦沙味先生こそメガネ & 着物のイメージでした。

 

 

漱石はイギリス留学で神経衰弱に陥ってしまい、高浜虚子にセラピーの一環として勧められてしたためたのがこの小説ということもあって、真理を追究しようとする姿勢と、ふざけた内容がないまぜになっているような気がします。

 

道後温泉にも行きましたが、チケットに印刷されている若かりし頃の漱石がイケメン! 一番高い種類のチケットを買うと館内を案内してもらえたり、色々ついてます(笑)

「則天去私」の習字の写真もゲットして (漱石が書いたわけじゃないらしいが)、満足でしたー☆

 

しかしまぁ、道後温泉行った後に再度『坊ちゃん』読み直してみると、松山のディスりしか書かれてない(笑) そりゃー、新宿などという日本の中心も中心から出てきた東大卒の新任教師が、松山 (四国では一番の都会のはずだが) という未知の土地に赴任してきて、食べただんごの本数や蕎麦の枚数をいちいち数えられて揶揄されたら「ウザ! 暇すぎ! 田舎だからだろ!」って思うのも無理ないけど(笑)

 

あんだけディスっても松山の人、漱石を売りにしてくれてるから人がいい(笑)

 

『こころ』も暗い話で大好きですが、やっぱり『猫』ぐらいふざけて人生過ぎていった方がいいな、と思います。なんか悩んだり怒ったりすることが馬鹿らしくなるくらいの。

『自転車日記』も漱石の性格の悪さが出てていいですね。私も小 5 まで自転車に乗れなかったので、多少親近感を覚えます。

自転車日記

自転車日記

 

 

 

『私の個人主義』も、ぜひ高 2 〜 3 くらいの教科書に載せていただきたい。 これを読んでみんな自分の人生だけに (いい意味で) フォーカスするのだ。

私の個人主義

私の個人主義

 

 

夢十夜』は『第一夜』が一番好きですが、なかなか怖い話も入ってますよね・・・。そして『猫』的なふざけた『第十夜』で終わるのがいい。もうパナマと聞いたらこの話を思い出してしまう。

 

豚に舐められますが、ようござんすか」って美人が言うって、漱石の小説でしか読んだことない(笑) ビミョーに決心つかないしね。

「う〜〜〜〜ん、よくはないけど、それほど嫌かどうか分らない・・・」というところ?

夢十夜

夢十夜

 

 

実は私が留学したのも漱石の影響が大きかったりして。東大も死ぬまでに入ってみたいなーと思いますが、(千載一遇の運が巡ってきて受かったとして) いつ通うの?? 4 年も? なるべく家から出たくないのに?

あ、受からないから心配しなくていいのかそうか・・・。

 

 

とまぁ、モヤモヤしたときは特に、漱石の「くだらない系」の話、おすすめします。

 

 

そういや先日新潟の飴屋さんに行ってきましたが、ここでも漱石の影響が! というかそもそも、このお店自体がかなり歴史のあるところで、十返舎一九も訪れているとか。

 

四国に赴任する。土産は何がいいか?」って言ったのに「越後の笹飴が食べたい」と返す清 (キヨ)。

 

ただ単に、『坊ちゃん』に登場する清 (主人公の面倒を何かと見てくれるおばあさん) が無知であることを読者に分らせるために差し挟まれたエピソードだと思っています。それがこんな風に現実界に影響をおよぼし、100 年以上も遠方からお客さんを呼んでいるんだから面白いものです。

 

高橋孫左衛門商店

http://www.etigo-ameya.co.jp/

 

 

バイブルの 1 冊・・・ シリアスに決めるのは難しいですね。森鴎外の『高瀬舟』なんかもかなりバイブル的存在ですが。 

高瀬舟

高瀬舟

 

 

 

カラマーゾフの兄弟』も面白いですけど、未完なのが非常に残念だったり。

あんなに素晴らしいアリョーシャが将来的にはそうじゃなくなる・・・ みたいなことが何回も示唆されていて、一体何があったのか気になりすぎる! アリョーシャの言葉のメモをノートに写さないと・・・!!

 

あんなクソ親父からどうやってアリョーシャが生まれるんだろうか・・・ 最大の謎だが、でもこれは小説だから。だから現実で起こっているタイの現国王・・・。先代 (およびそのお父上) は本当に素晴らしい方だったのに。上下の落差が激しくないか? 「事実は小説より奇なり」とは言ったものですね (ここは日本だから不敬罪で捕まらないよね!? 多分タイ人も共感してくれると思うし!)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

 

↑ この方の訳に「弱っぴい」っていう言葉が出てきて気に入っています。 

 

 

最近 (といっても去年) 読んですごーく面白かった小説は、『女王陛下のユリシーズ号』なんですが、もう読むのに非常にダメージ受けるんですよね。

凄く面白くて早く読み進めたいんだけど、読み進めると話が終ってしまう! このユリシーズ号の船員の運命が決まってしまう! と思うと、読めない・・・ でも読みたい!

という謎の感情にとらわれました。

 

イギリスからロシアに向かう極寒の海が舞台なんですが、なかなかどうしてアツい作品です。ドイツ軍怖すぎだよー負けたはずなのにー。

 

 ↓ これ、何バージョンか出てるんですけど、翻訳が一番古いやつが素晴らしい! 表紙がこれじゃないんですよー。同じ方が訳されてるんですけど、修正されていました。

 

↓ このタイプです! めちゃくちゃおすすめですが誰も感化でき (読ませられ) ていないのが現状なので、どなたかご興味あったらぜひ読んでみてください。たまにメルカリやヤフオクなどで出品されているのを目にします。

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素晴らしい翻訳の方

 

ぜひ、現代の最新技術でもって映画化して欲しいんですけどねー。

この作品のせいで少しだけ戦艦に詳しくなってしまった(笑) そして呉にある大和ミュージアムにも行ってしまった。

 

yamato-museum.com

 

いやぁ、戦争はもちろん肯定しないんですけど、乗り物はなんか昔から好きなんですよねー。

マニアの方たちとは比べものにならないですが、(一般的な女性よりは) おトクなきっぷに詳しかったりします。一番好きなのは「東日本 & 北海道パス」です。なんかよく分ってないまま「はまなす」にも乗ったりもしました。そしてだんごとはいろんな場所に行きました。一番好きな駅弁は「ホテルハイマート」の「さけめし」と「する天」。

 

www.heimat.co.jp

 

旅行諸々は別の機会に書くことにしますが。

 

 

あらあら漱石話からだいぶ話が逸れてしまいましたー。

だから ADHD かなーとか思ったりもした (する) のです。